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【Nihonga】にほんご
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私は教科書が好きです。
自分ではチョイスしないような古典や詩、物語や知識に出会えるから。
大好きな「おおきな木」と言う絵本も、英語の教科書が始めての出逢いでした。
今回のオハナシは、学校で使う教科書ではなく、
教科書のような本「にほんご」について。

言葉を学ぶよりも、教える立場(先生や、これから言葉を覚える子供の親)に
ぜひ読んでもらいたい内容です。もちろん、生徒や子供と一緒にも。
この本を開くと、日本語の素晴らしさを発見することが出来るはず。
ひらなが、カタカナ、漢字。それぞれに表情を変える言語は他にないと思うのです。
とても好きな一節であり、私の育児の教科書となっている部分を紹介します。

ごめんね・ありがとう
もじが なくても ひとは ことばを つかうことが できる。
けれど ことばが なかったら、
きもちや かんがえを ひとに つたえることが できない。
ひとの きもちや かんがえを、しることも できない。
じぶんの あたまの なか、こころの なかに ある ことばと、
ひとの あたまの なか、こころの なかに ある ことばとは、
ともだちどうし。
「ごめんね」も「ありがとう」も、たいせつな ことば。
くちさきだけで いっても だめ、
じぶんの きもちが、しぜんに ことばに なれば、
そのことばは いきいきする。

言葉は知識や記録としてだけでなく、人と人との心を繋ぐもの。
そして、子を持つ今は、言葉は鏡。子供達が覚える言葉は、私の言葉。
綺麗で素敵な日本語を、たくさん伝えていきたいと思っています。
にほんご
にほんご

「にほんご」
 編:安野光雅、大岡信、谷川俊太郎、松居直
 福音館書店| 1,500 円
 初版:1979 年 11 月 30 日
 ISBNコード:4-8340-0762-6

この本のご購入は、福音館書店ホームページamazon.com でできるそうです。

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