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E 旅ってステキ!! のオハナシ

【Entree】入場
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Entree......フランス語で『入場』を意味する言葉だ。
その土地へ行ったら、やはり名所は訪れたい。そう、それが旅人の心理だ。
『あぁ、入場して良かった』と思える所もあれば、入場して理解に苦しむものもある。
しかし、こればかりは入場してみなければ分からない。
Entree
カタログ
チケット
プロヴァンス地方のアヴィニョンに行った時の事、
よくばりな私は『アヴィニョンの橋』の歌で有名なサン・ベネゼ橋や、
見る者を圧倒させる法王庁宮殿、美術館の数々など気になる所のほとんどを入場する事にした。

しかし、ワクワクしながら入場したローヌ川にかかる
サン・ベネゼ橋は、私にとって『・・・』であった。
ローヌ川は泥色、入場する人々は橋について説明してくれる
携帯電話のような物を片手に無言で行き交い、
その様子はとても無気味だった…。

携帯電話(のようなもの)

橋
このままではイケナイ!と、次の法王庁宮殿に期待を込めて入場したところ、
これが大変素晴らしかった。外部の壁の高さは50mで迫力満点、内部はとても広く、見ごたえバッチリ!
丁度、昔の神父様が着ていた服の展示が開催されていて、刺繍やデザインの素晴らしさに胸がドキドキした。
最上階にあるカフェがこれまた素敵で、そこからはアヴィニョンの街が一望でき、
さすが世界遺産の歴史地区に登録されているだけあり、赤茶色でそろった屋根、
緑の木々などアヴィニョンの街と自然の美しさに、うっとりしてしまった。

素晴らしい風景を肌で感じて、やはり入場してみるものだなぁ〜と、しみじみ思った。
そして、私は後悔しないよう気になる所は今もなお入場しつづけている。
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