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| Vallee du Lot…。直訳すると『ロット川流域』 フランスの川は濁っている所も多いのだが、このロット川流域は本当にキレイだった。 日本で例えるなら、そう、四万十川のような心が洗われる、そんな美しい流域なのである。 |
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| この辺りは、ヴァン・ノワールという黒いワインやフォワグラ、トリュフ、 胡桃でも有名な所で、地方ならではの味も十分楽しめる。 おまけに地元の人々がとても親切で、私はこの流域をとても気に入ってしまった♪ そんなある日、サン・シル・ラポピーという小さな村へ行く為、 町のインフォメーションを訪れた。受付の人は、村への行き方や時刻表をくれ、 とても丁寧に教えてくれた。バスに乗ればドライバーや乗客のおばあさんが、 これまた親切に村の事を教えてくれ、バス停ではない、村への近い道で私を 降ろしてくれた。そして帰りのバス停の場所を何度も教えてくれ手を振って別れた。 どうして皆そんなに優しいのか、多分この美しい流域がそうさせるのだろう。 バスを降りて山道を登る事４０分。暑い！途中、住民が家から出てきて 『村はこの先だから頑張って登るんだよ』と息切れする私を応援してくれた。 そして、登りきるとそこには『サン・シル・ラポピー』の名前にピッタリな、 おとぎの国のような中世の可愛い村が存在していたのだ。 丁度、朝市が開かれていて、自家製のパンやチーズ、蜂蜜などすべてが手作りの 素朴な光景にワクワクして、その中から昔ながらの名産品である ロカマドゥールという、とても可愛いチーズを買い求めた。 素朴なチーズを味わいながら、眼下に広がるロット川流域と村を眺めていると、 本当に中世へタイムスリップしたのかと錯覚するほど、美しい風景に心が癒された。 時間に余裕のある人は、 機会があれば是非この『ロット川流域』に行く事をオススメする♪ |
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