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> 東條(まっ)真千子[ディア.スープ代表]
スープ専門店「ディア.スープ」代表の東條(まっ)真千子さんが得意な料理は、もちろんスープ!そのルーツも、コドモの頃のおばあちゃんなんでしょうか?
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名前
:
東條(まっ)真千子
仕事
:
ディア.スープ 代表
家族
:
子供は大、中、極小の3人
大好物
:
スープとお寿司。一緒には食べませんが。
ひとこと
:
なにはなくても元気がいちばん!元気じゃなくっちゃ食べ物もおいしくありませんからね。
Web
:
ディア.スープ公式サイト
(まっ)の子育て日記
片栗粉と砂糖にお湯をかけてネリネリしたもの。
しかもなぜかそれは夜中に食べることが多かった。
あれが我が家で唯一の「手作りスイーツ」だったので、
世の中にとっても最高峰のおやつだと信じていた…のですが。
なんだか切なくなるお話じゃありません?
私のお料理の先生はおばあちゃんで、
おばあちゃんの台所仕事にひっつきまわって
その「不思議なスゴイ手」を見ているのが大好きでした。
なんでも見事に作る手でしたからね。
特に好きだったのが
「フライものを作る時、油の中のパン粉のカスを網のおたまですくう」シーン。
「憧れていたたべもの」ではありませんが、新聞紙にどんどん山積みにされる
こげたパン粉のかすは、見ていて憧れでしたね。
おばーちゃん、スゴイ!こんなにとれたよ!って。
大好きなイクラだけは、たとえ可愛い我が子にでも取られたくない
と思うのですが、あのキュートなカラーとフォルムのせいか、
「モコモコ」と勝手な名前までつけられて真っ先に剥奪される。
これはくやしい。
「ちょっとだけちょうだい」と言うと、迷惑そうな顔で、
はい、と一粒だけくれたりするのもかえって腹立たしい。
でも、それならばと築地で 500g 入りの木箱を買ってきたりすると、
食べ過ぎて気持ち悪くなったりするので、
一粒を取り合いしてるくらいがちょうどいいかなぁ、と思ったりします。
網走で食べた魚介類の数々。
帆立の肝とか食べたことありますぅ?あれは感動ものでした。
でも、その夜、お外はマイナス 27 度。
息をすると「肺が痛い」というのを初めて経験して、
「おいしいものは命がけ」と思ったものでした。
もんじゃ焼き。
あれはまるで「ゲ○」のようでしょ!?
んなもんを食べもののアイティムとして考案した人はなんだかスゴイ。
初めて神田のもんじゃ焼き屋さんで自分で作った時、
お好み焼きの要領でどばっと鉄板にぶちまけたら、
どんどん水分が流れていって収集がつかなくなった。
「島を作るんだよ」って作り方の発想もスゴくて、
とにかくたまげた食べ物でした。
そりゃぁ「スープ」と言わなきゃ立つ瀬がないでしょう!
でもこれは本当で、ミネストローネだろうがブイヤベースだろうが、
わけのわかんないごった煮スープだろうが、なんでも作ります。
トンしゃぶの後の水分にお味噌を足して作るトン汁なんて絶品です。
でも、これって技じゃないなぁ…。
基本的に食事って1日3回じゃないですか?
残りの人生であと何回ゴハンが食べられるだろうって考えると、
1回たりともおいしくない食事はしたくない。
たとえば安いハンバーガーだって、
好きな人とおしゃべりしながらだったらおいしいかもしんないし、
高級料理だって「仕事のつきあいで仕方なく…」だったら
全然おいしくないかもしんない。
だからゴハンって、やっぱり「おいしい、楽しい、ウレシイ」
が基本だと思うんですよね。
Love & Eat だね。